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ちょっとおやすみ


by bunnys13

珍島物語2006年10月8日その2

猛スピードで海の崖っぷちを暴走しながら珍島大橋を渡り、ついに珍島バスターミナルに到着しました(良かった生きてた)。
ソウル竜山を10時に出て珍島についたのは午後4時。長い旅でした。

海割れ現象は明日の早朝なので、今日はこの辺でどこか宿をとらなければいけません。
事前に教えてもらっていたホテルが2件くらいあったのですが、バスターミナルについてみると右を見ても左を見てもホテルらしきものが見当たりません。
しょうがないのでバスターミナルの売店のおばさんに聞いてみると、ターミナルを出て少し歩けばあるよ~とのこと。
わざわざ外まで出て案内してくれました。親切なアジュンマありがとう。

さて、珍島といえば、海割れの他にもうひとつ有名なものがあります。
それがこれ
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珍島犬(진도개)!カワイイ!!

珍島犬は韓国固有の種で、保護するために珍島に入る犬は全て検査されるそうですよ!
友達が教えてくれました。
噂どおり珍島には珍島犬があちこちを悠々と歩いていました。

さて、アジュンマに教えてもらったとおり道を歩いてみると、前もって教えてもらっていたホテルが2件ほど見えてきたので、そのうちのひとつ대평호텔(太平ホテル)に行ってみる事に。
サウナを併設しているらしく、いまいちわかりにくい入り口からホテルのフロントへ行くが誰もいない。
「チョギヨ~~」と声をかけると、なんとフロントの窓の下から、お昼寝中のアジュンマがむくっと首だけ起き上がり私をにらみつける。
ひるんだ私は小声で「ぴ・・빈방 있어요?(開き部屋ありますか?)」と聞いてみる。
すると首だけ起きたアジュンマが「없어・・・(無い)」と。

えええ
あるじゃん、そこにたくさん!!
フロントから空き部屋があるのが見えていたので、もう一度聞いてみると、
ものすごい面倒くさそうに部屋のカギをくれた。
ここまでアジュンマ起き上がらず。
寝ながら対応・・・ある意味、感動的でした。

でも部屋は広くて立派でしかも安くてとてもよかったです!
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無事(?)宿を確保したのでぶらぶらと珍島観光へ繰り出しました。
といってもホテルのある集落はとても小さく、他の地域へは車が無いと行けない感じなのでただ近所をぶらぶら。。。でもこれがなかなか良い感じだったのですよ。
とっても韓国っぽいというか。お家とか市場とかがいちいち可愛くて気に入りました。
珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_21481973.jpg古いお家がある通り
珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_21484343.jpgアジアな雰囲気!
珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_2150267.jpg珍島問題・・・どんな問題!?
珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_21501723.jpg小さな市場が。

珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_21523670.jpg老人と犬しかいなくて少し心配しましたが結婚をする若者もいるようです。

少し散歩したらお腹がへったので、ご飯を食べることに。
珍島といえば島ですから!なんといっても海産物でしょう~~
ということで、私はおいしい刺し身を食べる気満々だったので、スーパーのアジュンマにこのへんでおいしい刺し身が食べれるお店はあるかとたずねました。
するとアジュンマ、仕事中なのにまた外まで出てきてくれて、お店を教えてくれました。
なんでも市場で魚を買って、その場でさばいて食べさせてくれるところがあるとか。
さっそく行って見ました。
珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_21571818.jpg

おお。なにやら「水産市場」って書いてある~~なるほどねー。ここで食べるのか~。

珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_2202137.jpgさっそく中に入ってみると生簀に新鮮な魚介類がいっぱい!!
これは期待が膨らみます♪
刺し身にして食べるなら何がいいか聞くと、これがいいよと教えてもらった魚をさっそくさばいてもらうことに。
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アジュンマがその場でさばいてくれます。なかなかの手さばき!



珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_2225927.jpgあっと言う間にこんな立派なお刺し身に!!
二人で食べきれないよ~~~と言いながら・・・焼酎で胃を消毒しながら食べ始める私達。
韓国流にチョコチュ(酢コチュジャン)につけて、サンチュやエゴマの葉に包んで食べます。
これがうま~~~ぃ!!新鮮だし脂ものってる。
お味は平目・・・エンガワのところがおいしかったです。


珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_2291373.jpgふたりでおいしいね~と言いながら食べていると、隣にいたアジョシ軍団がエビとアワビ!!をくれました。
漁師さんの集まりみたいで、「今海からとってきたばかりなんだよ~」と言ってました。
ありがたくいただいて、こっちもお刺し身をおすそ分け。
そうすると、なんだかアジョシ達がどんどん物をくれはじめました。
刺し身だけでもものすごい量なのに、もらったエビやアワビを食べてるうちにお腹が一杯になってきて、もうこれ以上食べられないよ~~という状態に。
珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_2294633.jpg更にそんなところへ極めつけのメウンタン(アラ煮)が!
嬉しいけど食べられないから~~~~と内心悲鳴をあげながら・・・それでも食べる。
苦しい・・・


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苦しいのにアジョシ達・・・
「꽃게(コッケ/花蟹)を知ってるか?めちゃめちゃ美味いんだよ!」と。
そうですか、うまいでしょうとも。でも私達はもうこれ以上食べられないから・・・
と言ってるそばからゆでたコッケを持ってきてしまうアジョシ。
いやもう食べられません、本当に、と何度も断ったにもかかわらず、「ダメ、美味いから。」の一点張りのアジョシ。
いえ食べられません、食べられません、食・・・・・べました。
だって美味しかったんだもん。本当に。
あんなにお腹がはちきれそうだったのに、一心不乱に食べてしまいました・・・。
コッケ、お薦めです。(きっと高いと思うけど)

しかしこのへんでちょっと不安になってきた私達。
このアジョシたち、アワビとかコッケとかこんな高価なものをタダでくれちゃって・・・
も、もしやこの後何かお返しをしなければ・・・
なんて日本人的思考が頭をよぎり、ちょっと居心地が悪くなってしまいました。
たぶん、アジョシたちは単に遠いところからきた外国人に珍島のおいしいものを食べてもらいたかっただけだと思います。
心の汚れているのは私のほうですぅ~~ごめんね、と心で謝りながら、アジョシ達にお礼を言って市場を後にしました。

珍島物語2006年10月8日その2_b0060042_22282421.jpgなんだかどっと疲れた私達。
静かなところで一杯だけ飲んで帰ろうということになり、散歩の途中で見つけてあった感じよさげな居酒屋?へ。
ちょっと一杯のつもりだったのですが、ここは韓国。
軽めのカクテルとか、グラスワインとか、そんな気の効いたものがこんな田舎にあるはずもなく。。。結局ビールを頼んでしまいました。
軽くつまむつもりで頼んだ果物が巨大でビビりました。
いや食べられませんから、マジで。


明日は早朝5時半にお迎えが来るので早く起きなければいけません。
早々に宿に戻り、お風呂に入ってバタンキュー(死語?)。
長旅と食べ過ぎの疲れで布団に入るや否や気を失いました。
2日目終了。
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トースト 1,500w
お菓子・お茶 3,000w
お弁当 7,000w
木浦駅→木浦市外バスターミナル 850w
木浦市外バスターミナル→珍島バスターミナル 5200w
宿代 15,250w
珍島海苔 3,380w
珍島紅酒 6,000w
ジュース 690w
お刺し身・ソジュ・サイダー・メウンタン 20,000w
居酒屋 8,000w
合計 70,870w(約8,800円)
by bunnys13 | 2006-10-15 21:58 | 旅行/韓国