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ちょっとおやすみ


by bunnys13

年末年始韓国の旅7日目(2006/01/01)

私にとって激動の2005年が終わり、新しい年の始まりです。
韓国人にとっては、ひとつ歳をとる日ですね。
2005年はまさに韓国漬け、韓国一色の年でした。
2004年には韓国の「か」の字さえ出てくる気配も無かった私ですが、人生どこでどうなるかわからないからおもしろい。
今年もいったいどんな年になるやら・・・笑って過ごせたら良しとしましょう。
一応、今年の目標は韓国語ペラになることです。
去年の夏から半年間、何一つ勉強しなかったことを少し反省しているので、この半年のプランクを埋められるように。がんばります。

さて、新年はじめての食事は、韓国でお正月に食べる떡국(トックッ/おもちスープ)か、팥죽(パッチュッ/あずきのお粥)か、 만두(マンドゥ)にしようと思っていたのですが、近くのお粥屋さんがお休みで、マンドゥは昨日食べたので、どうしようかなぁ、と悩みながらプラプラしていると、目の前にアグチム通りが。
あー アグチムたべたーい!!
と、急に頭の中がアグチムモードになり、その中の一軒に入ってみることに。
アグチムは日本で食べても高いし、何人かでシェアして食べるものだということは知っていたのですが、馬山出身の友達が、いつも「今日はアグチムを食べた」とか言っているのを思い出して、どうしても食べたくなってしまった。

お店のアジョシに、ひとりだけどいい?と聞くと、いいよ入って入ってと言うので、遠慮なく座席に座った。
で、壁に貼ってあるメニューを見てびっくり。
アグチムは大50000w、中40000w、小35000wとある。
高い!
アジョシに、量が多くて一人じゃ全部食べられないから、一人分だけ作って、とお願いしたら、快く引き受けてくれた。
35000wあればこの国なら豪遊できるよな、と思いつつ・・・。
そして、出てきたブツを見てびっくり!
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多いから~!
これでホントに少なくしてくれたのぉぉ?写真じゃよくわからないけど、これはどう見ても4人分はあるから~~!
でもせっかく作ってくれたお店の人に悪いので、がんばってもくもくと激辛アグチムをやっつける私。
減らない・・・食べても食べても減らないのよ~~。
結局途中でギブアップして、アジョシに持ち帰りように包んでください~とお願いした。
持ち帰ってももう食べられないよ・・・と思いつつ・・・。
ここのアグチム、なんか不思議なものが色々と入っていて、ちょっとグロでした。
アジョシに、「これは何ですか?」と質問しながら食べたんだけど、向こうが何を言っているかわからず・・・。
辞書も無かったので、自分がいったい何を食べたのか今もわかりません(笑)
お会計も、量が少ない分25000wにおまけしてくれました。
それでも高いけどね・・・。

アグチムでおなかいっぱいになって、特にやることもなかったので、鐘路3街の映画館密集地帯まで歩いて、映画を見る事に。
韓国人の友達複数人から、「태풍だけは面白くないので見るな」と言われていたので、他の物で内容が簡単そうな恋愛映画をチョイス。
見たのはこれ

あっけらかんと笑って時間をつぶすにはちょうどいい作品でした。
恋愛映画なので難しい単語もセリフも無いので内容もほとんど理解できてストレス無し。

映画を観た後、旅館でのんびりテレビを見ていたら、友達がCROWN BAKERYのパンをおみやげに持ってきてくれた。
今まで韓国のパンをおいしいと思ったことは一度も無かったのですが、このパンはおいしかった!
おもちみたいにモチモチで、ほんのり甘くてぺろっと食べてしまった・・・。やばい?
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その後、帰国が迫っているので、会社や自分用のお土産を買いにソウル駅のロッテマートへ。
お菓子やラーメン、缶詰やチルド製品や調味料を山ほど買い込み、お惣菜コーナーで夕飯を買って宿で食べることに。
実は韓国でまだチャプチェを食べた事が無かったので(韓定食についてきたのはありますが)、チャプチェと、これも韓国で食べたことのなかったヤンニョムチキンと、天ぷらとお魚のジョンをひとつずつ買って、バスで帰宅。
宿の近くの屋台でキンパとビールを買って、宿でテレビを見ながらひとりの晩餐。
これはこれで楽しかった!でもひさしぶりに死ぬほど食べてやばい状態に・・・。
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このまま寝たら確実に豚さんになると思い、夜10時頃、散歩がてら、明洞のチムヂルバンへ。
もうお金も残り少なくなっていたので、マッサージも何もせず、サウナさ入浴だけゆっくり。
でもここは高いな・・・新村のチムヂルバンは入場料だけなら5000wだったのに、ここは入場するだけで11000w・・・。
その分広くて綺麗だけど・・・。さすが観光地真っ只中。
入浴後、PCバンでのんびりメールチェックをしていると、まわりの韓国人がみんなシッケを飲んでいる。
オンマ~シッケモッコシッポ~~と叫んでる子供につられて、私もシッケを買いに。
ほてった体に半分凍っているシッケがおいし~~!

12時過ぎに宿までまたブラブラ歩いて戻る途中、鐘路で3人の酔っ払いボーイズにからまれた。
最初、カラオケ行こうぜ~とか言われたんだけど、안 가요~~(行かないよ~)と言っていると、
「オ?イルボン?(日本人?)」とか言われ、「ヨンサマ、ヨンサマ!」と、お決まりの事を言って、少しおしゃべりした後私の肩をたたいてセヘボンマニパドゥシグヨ~と言いながら去っていった。
後で宿に帰ってバックの中を見てみると、彼らからのプレゼント?と思われる、ブルーベリーの飴が3つ入っていた(笑)
うける。

宿に帰ってボーッとテレビを見ていたら、なにやら映画が始まった。
すごく眠かったのに、これがおもしろくてついつい最後まで観てしまいました。
う~ん 今まで観た韓国映画の中では一番私の琴線に触れる映画でした。
題名は「집으로」。
子供が家の事情で母親のハルモニの家に預けられることになったのですが、今まで住んでいたソウルの都会とは違い、何も無い田舎で退屈にイライラする子供。
最初「병신(ピョンシン/病身・・・体の不自由な人を差別して呼ぶ蔑称)」と言って「汚い!触るな!」と言っていた子供が、徐々に心を開いていく、なんとも心に染み入る切なくもやさしい映画でした。
by bunnys13 | 2006-01-04 17:12 | 旅行/韓国